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2013年 5月
珈琲店タレーランの事件簿 / magicien
今年12冊目。岡崎琢磨さんの「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」を読んだ。本当は、浜村渚の計算ノートの2巻を探していたのですが、1巻と最新刊しか置いてない本屋ばかりだったので、仕方なく目についた本を買った、というのがきっかけです。
内容は、主人公が偶然立ち寄った珈琲店「タレーラン」で、バリスタをしている切間美星と出会い、様々な事件に巻き込まれる、という話。
店を切り盛りする女性が探偵役であり、その女性にも秘められた過去があり、...というのはビブリア古書堂と同じですが、珈琲店をテーマにしている割には、コーヒーにまつわる謎があまり出てこなかったような。続編を読むかどうか躊躇する物足りなさがありました。
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この記事のURL: https://darkhorse2.0spec.jp/195/
2013/05/27(Mon) 02:05:14
謎解きはディナーのあとで 3 / magicien
今年11冊目。東川さんの「謎解きはディナーのあとで3」を読んだ。相変わらずのあっさり風味でした。
テンポの良さと胃もたれしない感じが人気の理由かもしれません。
今回も6話構成で、1話目が3月、2話目が4月、...というようにひと月一話になっています。
毎月殺人事件が起きるなんて国立も物騒になったものです。
そろそろマンネリ化してきたので、4巻の新展開に期待したいところ。
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この記事のURL: https://darkhorse2.0spec.jp/194/
2013/05/06(Mon) 13:12:22
十角館の殺人 / magicien
今年10冊目。綾辻行人さんの「十角館の殺人」を読んだ。ミステリーというジャンルの話をするとき、必ず名前の挙がる作品ということで、読書(主にミステリー)を趣味にすることを目標としている私としては、読んでおかねばならないと思い、買ってきました。
1987年の作品ということで身構えながら読み始めましたが、とても読みやすくて拍子抜けしました。20年程度では文体は変わらないのかもしれませんが、新装改訂版ということなので、文章も読みやすく手直しが入っているのだと思います。
登場人物たちはミステリ研究会のメンバー。第一章の冒頭で、登場人物の一人がミステリ作品のあるべき姿を語る場面があり、本作がミステリの転換点と呼ばれるのもこれが所以かもしれません。
物語は7人の研究会メンバーが十角館のある孤島に行くが、そこにはある復讐者による罠が待ち受けていた、という話。明らかに「そして誰もいなくなった」のオマージュであり、作中の登場人物たちもミステリー作品を知っているため、模倣犯ということになる。プロローグで犯人が手紙入りのビンを投げるのも、それに倣ってのことでしょう。
全員が「そして誰もいなくなった」を知っている状況で、それでも次々と人が減っていくという緊迫感、トリックの素晴らしさは傑作と呼ぶにふさわしいと思いました。騙されてスカっとしたのは久しぶりでした。
綾辻さんが小野不由美さんと結婚しているという事実は今回初めて知りました。本作で犯人が明かされたときと同じくらい衝撃でした。
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2013/05/06(Mon) 03:06:19
浜村渚の計算ノート / magicien
今年9冊目。青柳碧人さんの「浜村渚の計算ノート」を読んだ。天才数学者のテロ活動に対抗するため、とある理由から警視庁の協力者として選ばれた中学生、浜村渚の話。
というわけで、数学をテーマにしたミステリーです。
4章に分かれているのですが、章番号がlog10、log100、...となっていたり、節番号がルートだったりと、目次から数学っぽい感じが出ています。ページ番号が何かの数列になっているんじゃないかとしばらく悩んでしまいました。logの暗黙の底がeではないのが少し不満ですが...ここでは10の方が見栄えが良いのでしょう。
本編では結構な勢いで被害者が出ているですが、なぜか悲壮感や緊迫感が無く、全体的にほんわかしています。
テロの理由がゆとり教育での数学の扱いの悪さに不満を持ったからだったり、数学と社会を結びつけてみたり、円周率の3.14より先の数字に意味を与えたり、というのは、さすが教育学部卒といったところです。
ペンギン・ハイウェイと一緒に思いつきで買った本だったのですが、なかなか面白かったので、シリーズの続きも読んでみたいと思います。
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2013/05/06(Mon) 02:20:07