有頂天家族 / magicien 

有頂天家族 (幻冬舎文庫) 今年18冊目。森見登美彦さんの「有頂天家族」を読んだ。

森見さんの作品のアニメが放送されているようだ、という噂を巷で聞きつけ、本を読む前に何かの拍子にネタばれされては困ると思い、急いで読みました。
内容は、京都の狸、天狗、人間を巡るドタバタ劇。主人公は狸の名門下鴨家の三男である矢三郎。人間離れした人間と、人間より人間くさい天狗、とにかく阿呆な狸にファンタジーが加わり、本作でも見事な森見ワールドが広がっています。
夜は短し歩けよ乙女、四畳半神話大系も京都を舞台にしているため、下鴨神社や偽電気ブラン等、見覚えのある地名やら何やらがちらほら。聞いたところによると、夜は短し〜で黒髪の乙女と偽電気ブランの飲み比べをした李白さんが出ているとかいないとか。一度読んだ本をもう一度読み返してみたくなるのが、森見さんの本の恐ろしいところです。

2013/08/22(Thu) 22:40:09