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 ブラウザ(JavaScript)からGitHubのリポジトリのアーカイブを取得・展開する / magicien 

需要がありそうで全く無い、ブラウザのJavaScriptで、GitHubからリポジトリをzipで落とす方法。

GitHubのAPIドキュメントによると、GET /repos/:owner/:repo/:archive_format/:ref でアーカイブがダウンロードできるらしい。
archive_formatは、zipball か tarball の二択。ref はブランチ名とかタグ名とか。リクエストを送ると、302のリダイレクトでダウンロードURLを教えてくれる(https://codeload.github.com/... とか)。

問題は、codeload.github.comがクロスドメインを許可していないこと。JavaScriptでダウンロードしようとすると、ブラウザ側で自主規制がかかって失敗する。仕方が無いので、サーバを経由してダウンロードさせることにする。サーバがGitHub Appのアクセストークンを持っているなら、プライベートなリポジトリもダウンロードできる(5分間だけ有効なダウンロードURLを教えてもらえる)ので、これが正しい方法なのだろう。

ソースコードはこんな感じ。実際に使っているものを抜粋・編集したものだけれど、未検証なので動かないかもしれない。
ここぞとばかりにasync/awaitを使ってみたが、.then.then.thenでも良いと思う。

続き:GitHubから取得したファイルをindexedDBに保存する

2017/10/06(Fri) 06:34:12

 Heroku/Node.js/ExpressでGitHub AppsのInstallation認証 / magicien 

GitHub Appsとしてリポジトリの操作が必要な場合は、Installation認証が必要。
ユーザは無関係の認証なので、サーバ・GitHub間だけで完結する。

ソースはこんな感じ。
Installation IDは、ユーザ認証のときに取得する必要がある。
ユーザとは無関係に操作できてしまうので、操作を要求しているユーザが対象のInstallationのアクセス権を持っているか確認が必要。

2017/09/15(Fri) 04:05:03

 Heroku/Node.js/ExpressでGitHub Appsのユーザ認証 / magicien 

HerokuでGitHub Appsのユーザ認証をするサンプルコード。
OAuth2を使ったユーザ認証だけ。JWTを使ってリポジトリを操作するのは別途。


  • セキュリティに関わるコードはなるべく自作しないのがセオリーということでpassport-github2を使ってみる。
  • client_id、client_securityはHerokuの環境変数に設定しておく。
  • GitHubStrategyのオプションに state: true を設定し忘れると、はまちちゃんが遊びに来る。
  • stateには24文字のランダムな文字列が設定される。
  • Herokuの場合、sessionのオプションは secure: 'auto'、proxy: true にしないとCookieが発行されない。参考:connectのセッションミドルウェアのcookieのsecure属性について
  • 各モジュールのバージョン:
    • express:4.15.4
    • express-session:1.15.5
    • passport:0.4.0
    • passport-github2:0.1.10

2017/09/11(Mon) 18:49:06

 GitHub AppsでOrganizationにリポジトリを新規作成する / magicien 

GitHub Appsでは、今のところユーザ用リポジトリの作成ができない。Organization用であれば作成できるようなので、作成までの手順をメモしておく。

事前準備

Appの作成とJWT生成の準備は「GitHub Appsでリポジトリにファイル追加・更新」と同様に済ませておく。

操作対象のOrganizationを決める

これも前回とほぼ同じなので流れだけ簡単に書いておく。

ユーザを判別する

ユーザに下記URLへアクセスしてもらう。
https://github.com/login/oauth/authorize?child_id=ChildID&redirect_uri=自分のサイトのどこか&state=ランダムな文字列

戻ってきたリダイレクト先でcodeを取得する。
https://自分のサイト/どこかのページ.html?code=1234567890abcdef&state=先ほどのstate

アクセストークン生成

curl -X POST -d "code=先ほどのcode" -d "client_id=ClientID" -d "client_secret=ClientSecret" https://github.com/login/oauth/access_token

応答からアクセストークン取得
access_token=アクセストークン&scope=&token_type=bearer

ユーザが管理していてAppをインストール済みのOrganizationを取得する

取得方法はユーザのリポジトリを見つけるときと同じ。
curl -H "Authorization: token アクセストークン" -H "Accept: application/vnd.github.machine-man-preview+json" https://api.github.com/user/installations

Organization用のInstallationは、target_typeがOrganizationになっている(ユーザ用はUserになっている)。
{
  "total_count": 1,
  "installations": [
    {
      "id": 56789,
      "account": {
        "login": "Organization名",
        中略
      },
      中略
      "integration_id": 1234,
      "app_id": 1234,
      "target_type": "Organization",
      中略
    }
  ],
  "integration_installations": [
    {
      "id": 56789,
      "account": {
        "login": "Organization名",
        中略
      },
      中略
      "integration_id": 1234,
      "app_id": 1234,
      "target_type": "Organization",
      中略
    }
  ]
}
installations[i].app_id が一致し、target_typeがOrganizationのものを見つける。 必要なのは、id(installationのid)とaccount.login(Organization名)。

Installationとしての認証

ここは前回と同じ。
curl -X POST -H "Authorization: Bearer JWTのトークン" -H "Accept: application/vnd.github.machine-man-preview+json" https://api.github.com/installations/先ほど取得したinstallationのid/access_tokens

応答も同じ。
{
  "token": "アクセストークンその2",
  "expires_at": "2017-01-01T00:00:00Z"
}

リポジトリを生成する

公式の説明はここ。
最低限必要なパラメータはnameだけ。
curl -X POST -H "Authorization: token アクセストークンその2" -H "Accept: application/vnd.github.machine-man-preview+json" -d '{"name": "リポジトリ名"}' https://api.github.com/orgs/Organization名/repos

おしまい!

2017/09/10(Sun) 17:09:58

 GitHub Appsでリポジトリにファイル追加・更新 / magicien 

GitHub Appsでリポジトリにファイル追加・更新する手順メモ。ゲームエディタの編集データをGitHubに保存したいと思ったので。手元のMacBook Airの空き容量は500MBくらいで虫の息。シンクライアント的な使い方しかできない状態なのです。

はじめに。GitHub Appsで新規リポジトリを作ろうとしたけどだめだった。ユーザ側でAppを使うリポジトリを決める必要があるので、App側で勝手にリポジトリを追加することはできないのかも。OAuth Appsなら作成できるはずなので、やるとすれば、一旦OAuthで作成してから、GitHub Appでそのリポジトリをアクセス対象に追加する感じかな(Appが2つ必要だとするとユーザ側の操作もかなり面倒なことに...)よくよく見たら、APIの説明に「Currently, only the organization endpoint is enabled for GitHub Apps.」って書いてあったぁぁぁ。Organizationで試してみたら問題なくリポジトリ作れたぁぁぁ。ゲームエディタ用Organization作ってそこでリポジトリ管理することにしよう。その方が安全だし。

GitHub Apps作成

ここら辺はずいぶん前の話で忘れてしまったため適当。

Developer Memberに登録

事前にメンバー登録が必要だったと思う。登録に手間取った記憶がないので、要求されたものを入力しただけだったはず。

App作成

ここの手順通りに実施したはず。
登録手順の前に、GitHub AppsとOAuth Appsの二種類があって、こんな違いがありますよーみたいな話が延々と書いてあって手順を見つけるのに苦労した。

App情報を確認

「Setting > GitHub Apps > アプリ名」を選ぶと、アプリ情報の一覧が表示される。最下部にある「OAuth credentials」の「Client ID」「Client secret」を認証に使うので覚えておく。
「Private key」も必要なので、「Generate private key」ボタンを押して生成、覚えておく。

認証用トークン生成準備

認証には JSON Web Token(JWT)なるものを使うので、それを生成する何らかの仕組みを用意する必要がある。
JWTのページにライブラリがたくさんあるので、良さげなものを選ぶ。
自分はサーバでPHPを使っているので、lcobucci/jwtにした。
JWT生成コードはこんな感じ。 Private Keyはボタンを押して生成したものを貼り付け。setIssuerに指定するIDは「Settings > GitHub Apps」で見られる。
有効期限は最大10分なので、手動でのんびり実行していると時間切れになってしまう。

作ったAppのインストール

もしかしたらアプリ生成の時にインストール先を選択済みかも。インストールしていない場合は、
「https://github.com/apps/アプリ名」にアクセスすると、インストールできる。

操作対象のリポジトリを決める

ユーザを判別する

まずは誰がAppを使おうとしているのか判別する。公式の説明はここ
ユーザに下記URLにGETでアクセスしてもらう。(child_idはApp登録時にメモしたもの)

stateはリクエストフォージェリ対策で付けておくと良さげ。何か情報を受けわたす為に使っても良い、とのこと。
https://github.com/login/oauth/authorize?child_id=ChildID&redirect_uri=自分のサイトのどこか&state=ランダムな文字列

すると、アプリが認証を要求してるけど?というページが表示される。ユーザが「良いよ!」ということであれば、redirect_uriで指定したURLに戻ってくる。が、この時、codeパラメータが追加されている。stateが先ほど付けたものと同じかどうかをチェックすると良さげ。
https://自分のサイト/どこかのページ.html?code=1234567890abcdef&state=先ほどのstate

アクセストークン生成

ここから先はサーバ・GitHub間でゴリゴリする。
先ほど返ってきたcodeを使ってアクセストークンを生成する。(JWTを使った認証とは別なので要注意)

curl -X POST -d "code=先ほどのcode" -d "client_id=ClientID" -d "client_secret=ClientSecret" https://github.com/login/oauth/access_token

一応、redirect_urlで次のリダイレクト先を指定できるけど、クライアント側からclient_secretを送ることは無いと思うので使い道なさげ。stateも指定できるけど同じ理由で使い道無さげ(GitHub側でcodeとstateの組をチェックしている様子は無かった)。応答はこんな感じで返ってくる。
access_token=アクセストークン&scope=&token_type=bearer

ユーザが使っているApp(Installation)のIDを取得する

Github AppのIDとは別に、ユーザ・App毎にIDが割り当てられているので、それを取得する。
現状、Acceptヘッダを付けないと怒られるけど、そのうち要らなくなるはず。
curl -H "Authorization: token アクセストークン" -H "Accept: application/vnd.github.machine-man-preview+json" https://api.github.com/user/installations
応答はJSONで返ってくる。
{
  "total_count": 1,
  "installations": [
    {
      "id": 56789,
      中略
      "integration_id": 1234,
      "app_id": 1234,
    }
  ],
  "integration_installations": [
    {
      "id": 56789,
      中略
      "integration_id": 1234,
      "app_id": 1234,
    }
  ]
}
installations[i].app_id が一致するものを見つけて、installations[i].id を取得する。integration_installationsに全く同じ情報が入ってるんだけど、どっちを見るべきかよくわからん。

アクセスできるリポジトリ一覧を取得する

先ほど取得したinstallationのidを使って、リポジトリ一覧を取得する。
アプリとしては、ユーザに一覧を表示して選んでもらう感じになると思う。
curl -H "Authorization: token アクセストークン" -H "Accept: application/vnd.github.machine-man-preview+json" https://api.github.com/user/installations/さっき取得したinstallationのid/repositories
応答はJSONで返ってくる。今回は repositories[].full_name が分かれば良い。
{
  "total_count": 1,
  "repositories": [
    {
      "id": リポジトリID,
      "name": "リポジトリ名",
      "full_name": "ユーザ名/リポジトリ名",
      中略
    }
  ]
}

Installationとしての認証

これ要る?公式の説明はここ
先ほど取得したアクセストークンだとリポジトリ操作ができないようなので、Installation用のアクセストークンを別途取得する。
最初の方で準備しておいたJWTのトークンを生成して、次のコマンドを実行する。
curl -X POST -H "Authorization: Bearer JWTのトークン" -H "Accept: application/vnd.github.machine-man-preview+json" https://api.github.com/installations/先ほど取得したinstallationのid/access_tokens
応答はJSONで返ってくる。
{
  "token": "アクセストークンその2",
  "expires_at": "2017-01-01T00:00:00Z"
}

ファイルを追加する

ようやくファイルを追加する。公式の説明はここ
curl -X PUT -H "Authorization: token アクセストークンその2" -H "Accept: application/vnd.github.machine-man-preview+json" https://api.github.com/repos/ユーザ名/リポジトリ名/contents/ファイルパス -d '{"path":"ファイルパス","message":"commitメッセージ","content":"ファイルの内容"}'
オプションでcomitterの情報も付けられる。デフォルトだと、Appのbotがcomitterになる。branchでブランチの指定も可。
contentはbase64にエンコードしないといけないので、base64コマンドを使うなりして変換しておく。

ファイルを更新する

ファイルを追加する場合とほぼ同じ。唯一の違いは、元のファイルのshaを指定すること。

元ファイルのshaを取得する

認証トークンは特に要らない。
curl https://api.github.com/repos/ユーザ名/リポジトリ名/contents/ファイルパス
応答はJSON形式。
{
    中略
    "sha": "ハッシュ値",
    中略
}

ファイル更新

curl -X PUT -H "Authorization: token アクセストークンその2" -H "Accept: application/vnd.github.machine-man-preview+json" https://api.github.com/repos/ユーザ名/リポジトリ名/contents/ファイルパス-d '{"path":"ファイルパス","message":"commitメッセージ","content":"ファイルの内容", "sha":"ハッシュ値"}'

2017/09/10(Sun) 09:04:16