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2013年 6月
浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理 / magicien

これまでの3冊はいくつかの短編から成っていましたが、今回は1冊まるまる、ある島を舞台にした長編になっています。やはり、ミステリー、長編、となると舞台が島になるのが王道なのでしょう。登場人物たちの呼び名には、有名な数学者の名前が割り当てられており、十角館の殺人を彷彿とさせます。
今回も紙と鉛筆は必須でしょう。巻頭にある見取り図も話を理解するのに役立つはずです。本編は3章に分かれていて、前の2章が出題編、最後の1章が解答編となっています。それを考えると、章番号の付け方もなかなか粋ではないかと思います。
私は残念ながら正解まで一歩及びませんでした。苦し紛れにヒントを書いておくと、作中にあるものがたくさん出てきます。なぜ、それが複数、しかもたくさん出てくるのか、その意義を考えると最後の正解までたどり着けるのではないかと思います。
ところで、作中に数学と麻雀を掛け合わせた、数学雀(マスジャン)なるものが出てきます。プログラマーとしては、ぜひこのゲームを再現したいところですが、役の判別とAIの実装がかなり難しそう。素因数分解のテーブルをあらかじめ用意して計算量を減らせば...と考えたり。でも分数計算がありだと厳しい。気力があれば挑戦してみたいと思います。
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この記事のURL: https://darkhorse2.0spec.jp/198/
2013/06/17(Mon) 02:58:42
浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学 / magicien

今作も紙と鉛筆を用意して読んだ方が良さそうです。それと、タイトルにもあるとおり、コンパスも用意しておいた方が良いかも。
log10.『クレタ島・嘘つき迷宮』では、那田(なた)中学、凱政(がいせい)高校の入試問題が出題されているので、腕に自信がある方は挑戦してみては。おそらく、実在の中学、高校ではないと思いますが、似たような名前の中学、高校があったような...
数学は得意科目のはずでしたが、幾何は苦手だったので、log1000.『「プラトン立体城」殺人事件』には苦しめられました。
作者が読者に挑戦するような作風は相変わらず。一部の問題に至っては解答を提示せず、興味があるなら調べてごらん、と言わんばかり。もちろん、メインとなる問題については、答えにたどり着くための材料は全て提示した上で、最後に丁寧な解説付きで答えを示す、ミステリーとしても、パズルとしても、数学の入門書としても通用するような作品だと思います。
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この記事のURL: https://darkhorse2.0spec.jp/197/
2013/06/17(Mon) 02:18:17
浜村渚の計算ノ-ト 2さつめ ふしぎの国の期末テスト / magicien

本屋を探しても、この2冊目がなかなか見つからず、結局2冊目〜4冊目までAmazonで購入しました。
青柳碧人という名前が50音順で先頭に来ることを狙ってかどうかは分かりませんが、書店の本棚では大抵左上に青柳さんの本が並ぶことになります。
家の近くの本屋では、棚が高く、一番上の段の本を取るためには足場に乗る必要があるのですが、私ほどに背が低く視力が悪いと、足場に乗らない状態では、もはや一番上に目当ての本があるかどうかすら分かりません。
ガラガラと足場を移動させ、立ち読み客を蹴散らした挙げ句、何も買わずに帰ったとあっては、嫌がらせ以外のなにものでも無かろう、ということで本屋で買うのは諦めました。
で、肝心の中身ですが、二作目ということでトーンダウンするかと思いきや、一作目よりも面白く、良い意味で期待を裏切られました。特に、log10000.『不思議の国のなぎさ』については、紙と鉛筆を用意した上で読むと、より楽しめるんじゃないかと思います。
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この記事のURL: https://darkhorse2.0spec.jp/196/
2013/06/17(Mon) 02:13:51