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我らが隣人の犯罪 / magicien
久しぶりの更新ですが、今回は宮部みゆきさんの「我らが隣人の犯罪」を紹介。長編が多い宮部さんには珍しい、短編集。というわけで、本屋で立ち読みするには最適。
僕は宮部さんの作品を読むことが多いのだけれど、その理由の一つが、ハッピーエンドの作品が多いから、ということに最近になって気づいた。そして、この短編集はその傾向が特に表れているように思う。
5作の短編のうち、僕の一番のおすすめは、「サボテンの花」。定年退職を迎える権藤教頭と、ちょっとクセのある六年一組の話。物語は六年一組が卒業研究のテーマとして「サボテンの超能力」について調べたいと言い出したところから始まるわけですが...続きは読んでみてのお楽しみ。
それにしても、急に外が土砂降りになってるけど、明日の天気は大丈夫かなぁ。授業開始初日から雨だとかなり憂鬱になりそう。
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この記事のURL: https://darkhorse2.0spec.jp/48/
2007/04/08(Sun) 23:58:48
MAZE / magicien
やっぱり猫が好きの話題が出たところで、恩田陸さんのMAZEを紹介。なぜかというと、恩田陸というペンネームは、やっぱり猫が好きの恩田三姉妹に由来しているらしいから。
個人的には、恩田さんの作品では、映画にもなった「夜のピクニック」が好きなのだけど、「MAZE」の方が恩田さんらしさが出てるのかな、と思う。僕の勝手なイメージですが。
「MAZE」は、荒野にぽつんと立っている白い建物、中が迷路のようになっていて、入った人が消えてしまうという迷宮の謎に挑戦する、という話。この作品の見所は、「ゲイじゃないけどバイセクシュアル」の恵弥(メグミ)が登場することでしょう。いや、他の人なら、もっと違う見所を見つけられると思うけど。例によって、一応の答えは出るけれども、謎も残るパターン。ミステリーだけではなく、ホラーやファンタジーの要素が混ざった上の結末、ということでしょう。
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この記事のURL: https://darkhorse2.0spec.jp/45/
2007/03/27(Tue) 02:31:04
風林火山 / ノリオ
2007年の大河ドラマの原作にもなっている、風林火山を読みました。作者は井上靖ですね。武田信玄の軍師であった山本勘助を主人公とする歴史小説。齢50過ぎで登用された勘助が、甲斐の若き武将である武田晴信(後の信玄)のために、自身の才能を奮っていきます。
この作品は、その時代に起こった出来事などはあまり詳しく書かれておらず、勘助を中心に物語が進んでいくので、とても読みやすいと思います。武田信玄の宿敵である上杉謙信についてでさえ、多くは記されておりません。余計なものをそぎ落とし、読者が物語に入り込めるようにしてあるところに、この作品のよさがあると思います。
ちなみに、大河ドラマのほうはほとんど見ていません。テレビドラマのような、決まった時間に拘束されるものはなかなか見る気が・・・・1回見損ねると全部パーになったかんじするしね。録画しろって話ですが(笑)
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この記事のURL: https://darkhorse2.0spec.jp/41/
2007/03/20(Tue) 12:09:10
パーフェクト・ブルー / ノリオ
そろそろ、最近読んだ本の感想でも。「パーフェクト・ブルー」は、宮部みゆきの初の長編作ですが、そうとは思えないほど、話の展開など巧みな構成になっていて、とても面白かったでつ。
宮部みゆきの作品には、わが国が抱えている社会的な問題が話に大きく関わっているものが多く、この作品もそのひとつだといえるでしょう。徐々に事件の全貌が明らかになっていく手法も、よく見られるもので、続きが気になるかんじですぐ読めました。
今はある探偵事務所で飼われている、元警察犬のマサが主人公として描かれているのですが、この試みは正直あまり生かされてないんじゃないかなーと思ったりもしましたが。推理サスペンスものなので、ある程度の比喩的な描写はあれ、事実を正確に描かないといけないジャンルだと思われます(ファンタジーなどと比較すると)。そのなかで犬を一人称にしているのですが、人間だといっても違和感ないくらいの知能レベルだし、なぜか色見分けられてるし・・・。まあ、他の人が話していることを理解することができなければ、推理小説として成り立ちませんからね。
揚げ足とりましたが、話全体はとてもよかったです。
余談ですが、犬は色が認識できないとされていましたが、近年では、紫、青、黄色は認識できるとされているようです。
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この記事のURL: https://darkhorse2.0spec.jp/31/
2007/03/09(Fri) 00:26:24