D坂の殺人事件 / magicien 

D坂の殺人事件 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 今年17冊目。江戸川乱歩さんの「D坂の殺人事件」を読んだ。

ビブリア古書堂の事件手帖4で江戸川乱歩がテーマとなっていましたが、江戸川乱歩の作品をきちんと読んだことが無かったので、読んでみました。
短編10編からなる短編集です。このうち、明智小五郎が出てくるのは本のタイトルにもなっている「D坂の殺人事件」のみ。ただ、他の短編も面白く、巻末の作者本人による書評も興味深いです。本人曰く悪評を受けた、という「石榴」と好評だったという「赤い部屋」が個人的にはおすすめです。ちなみに、作中でさらっと海外の推理小説のネタばれをしているので要注意。
2013/08/22(Thu) 22:35:24